<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 二年三月五日齋畢開素當食偶吟贈妻弘農郡君>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 漢詩大系  白樂天>
<Translator: 田中克己>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 二年（にねん）三月（さんぐわつぃ）五日（いつか）、 齋畢（さいわは）り素（そ）を開（ひら）く。食（しょく）に當（あた）りて偶吟（ ぐうぎん）し、妻（つま）弘農郡（こうのうぐん）君（くん）に贈（おく）る>
<BookPage: 339-342>
<UsedPage: 4>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
睡足肢體暢，
晨起開中堂。
初旭泛簾幕，
微風拂衣裳。
二婢扶盥櫛，
雙童舁簟牀。
庭東有茂樹，
其下多陰涼。
前月事齋戒，
昨日散道塲。
以我久蔬素，
加籩仍異糧。
魴鱗白如雪，
蒸炙加桂薑。
稻飯紅似花，
調沃新酪漿。
佐以脯醢味，
間之椒薤芳。
老憐口尚美，
病喜鼻聞香。
嬌騃三四孫，
索哺遶我傍。
山妻未舉案，
饞叟已先嘗。
憶同牢巹初，
家貧共糟糠。
今食且如此，
何必烹猪羊。
況觀姻族間，
夫妻半存亡。
偕老不易得，
白頭何足傷。
食罷酒一杯，
醉飽吟又狂。
緬想梁高士，
樂道喜文章。
徒誇五噫作，
不解贈孟光。
<End Poem>
<Translation>
十分にねむり手足がのびのびしているので、朝早く起きて中堂を開く。
朝日の光がカーテンにあたり、そよ風が衣裳を吹く。
二人の婢が手水と櫛いれの世話をし、二人のボーイが竹むしろを運び出す。
庭の東には茂った木があり、その下にはすずしい木蔭がある。
先月から精進を守り、きのうでその戒を解いた。
菜食を永らくしていたので、種類を多くし珍味をそなえた。
オシキ魚のうろこはまっ白で、これをむしたり焼いたりして肉桂・生薑の味をつけた。
米の飯は花のようにあかく、それに新しいミルクをかけてまぜあわせた。
さらに干物とシオカラの味をつけ、胡椒やニラなどもまぜた。
年よって美食家となり、病後なので香りのいいのが好きだ。
無邪気な孫が三、四人、食い物をねだってよこにいる。
家内がまだ食べろといわないうちに、食いしんぼうのおやじはもうなめた。
思えば結婚のはじめは、家が貧乏でカスやヌヵを食った。
いまこのように食えるのだから、ブタや羊を煮なくってもけっこうだ。 まして親族を見わたすと、夫か妻かが死んでいる。
偕老がむずかしいのだから、夫婦そろったわしの白髪頭なぞ悲しむにたらない。
食事がすんで一杯飲み、腹はくちいし酔ったので狂吟した。
はるかにおもえば高士梁鴻ば、道を楽しみ文章が好きだった。
しかし五噫の歌を作って自慢しただけで、わしのように妻に贈ることを知らなかった。
<End Translation>
<Formatted Translation>
十分にねむり手足がのびのびしているので、
朝早く起きて中堂を開く。
朝日の光がカーテンにあたり、
そよ風が衣裳を吹く。
二人の婢が手水と櫛いれの世話をし、
二人のボーイが竹むしろを運び出す。
庭の東には茂った木があり、
その下にはすずしい木蔭がある。
先月から精進を守り、
きのうでその戒を解いた。
菜食を永らくしていたので、
種類を多くし珍味をそなえた。
オシキ魚のうろこはまっ白で、
これをむしたり焼いたりして肉桂・生薑の味をつけた。
米の飯は花のようにあかく、
それに新しいミルクをかけてまぜあわせた。
さらに干物とシオカラの味をつけ、
胡椒やニラなどもまぜた。
年よって美食家となり、
病後なので香りのいいのが好きだ。
無邪気な孫が三、四人、
食い物をねだってよこにいる。
家内がまだ食べろといわないうちに、
食いしんぼうのおやじはもうなめた。
思えば結婚のはじめは、
家が貧乏でカスやヌヵを食った。
いまこのように食えるのだから、
ブタや羊を煮なくってもけっこうだ。
まして親族を見わたすと、
夫か妻かが死んでいる。
偕老がむずかしいのだから、
夫婦そろったわしの白髪頭なぞ悲しむにたらない。
食事がすんで一杯飲み、
腹はくちいし酔ったので狂吟した。
はるかにおもえば高士梁鴻ば、
道を楽しみ文章が好きだった。
しかし五噫の歌を作って自慢しただけで、
わしのように妻に贈ることを知らなかった。
<End Formatted Translation>